【都レザー】
ここでは、定番商品のひとつである
都レザーの革についてご紹介します。
都レザーは京都で育った黒毛和牛から生まれたコダワリの革財布です。
素材へのこだわりは産地だけでなく加工や機能性も追求し、実用性を意識した究極の革財布を目指しました。
私たちのこだわりポイントをご覧ください。
こだわり①:天然と科学の長所を活かしたハイブリッドなめし
タンニンなめしとクロムなめしの長所を活かす為、ハイブリッドでなめし工程を行い、経年変化を楽しみながら長持ちする革に仕上げました。
【なめし】とは
動物の”皮”から製品として使える”革”にする作業。(皮→革)
【タンニンなめし】とは
植物から採取したタンニンを使ってなめす方法。
革の経年変化が楽しめるのが特徴。
【クロムなめし】とは
化学薬品のクロム剤を使ってなめす方法。
柔軟で強い革が出来るのが特徴。
※加工しやすい事もあり、流通量は圧倒的にクロムなめしが多い。
こだわり②:撥水加工で水や汚れに強い革
表面ではなく革の繊維に撥水剤を入れる事でより撥水性と持続性を高め、革の天敵【水】や【汚れ】から財布を守ってくれます。
こだわり③:こすると傷が目立ちにくくなる革
皮から革にする工程でオイルをたっぷり含ませ、プルアップレザーに仕上げており、
こすると革に含まれたオイルが移動し、傷を目立ちにくくする事が出来ます。
※傷が全て消える訳ではありません。
【プルアップレザー】とは
皮から革に加工する際、オイルをたくさん含ませてつくった革です。
曲げたり押したりすると、革に含まれたオイルが動いて色が変化するなど、より経年変化をお楽しみ頂けます。
私たちが使用している革は、食肉の副産物として本来破棄されるものを利用して製品にしているのですが、
どうせならそれを国内で循環させた方がいいのではないか、更にそれを地元の京都で出来たら面白い、
という想いから製作をしております。
しかし、実用性も兼ね備えた地産地消の革製品の実現は思っていた以上に難しく、
革メーカーだけでなく、いくつもの加工業者や原皮屋さん、さらにはお肉メーカーにまでご協力頂いた上、
何度も実験を繰り返してようやく実現しました。
牛革という天然素材を使用しており、また地産地消の循環を生むと共に革の廃棄も減らしたいという想いから、
出来るだけ革の有効活用に務めています。
その為、動物ならではの傷や血筋、シワやムラが出てしまう事がありますが、
これこそが天然素材の証、そして環境への配慮とご理解頂けましたら幸いです。
また、同じ牛革でも牛によって肌質が変わったり、裁断した部位によって触感が変わってしまいますが、
なめしの工程でタンニンをしっかり入れているので、使用すればする程、革らしい色艶が出て参りますのでご安心ください。
私たちは、お届け時にはまだ未完成、実際にお使い頂き、皆様の歴史を刻みながらこの商品が完成品に近づいていくという想いを持っております。
最後までご覧頂きありがとうございました。